歯周病治療Periodontal treatment
こんな症状は歯周病かもしれません
●歯ぐきが赤く腫れている
●歯を磨くと血が出る
●朝起きると口の中がネバネバしている
●歯ぐきがムズムズする
●歯と歯のすき間が増えた
●食事中、歯と歯の間に詰まりやすい
●疲れると歯肉が重くなる
●歯ぐきが赤黒くブヨブヨしている
●口臭を指摘された、口臭が気になる
●歯が長くなった
●歯がグラつく
●硬いものを噛みづらい
●歯ぐきから血と膿が出る
歯周病とは
歯周病は、歯周病菌による感染症です。
歯周病菌などの細菌は、歯垢に多く住みついています。そのため、歯と歯ぐきの間に歯垢がたまったままになっていると、歯垢の中の歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、歯周組織まで炎症を広げていきます。これが歯周病です。
初期段階では歯ぐきが腫れるだけで自覚症状はありませんが、悪化すると歯を支える歯槽骨が破壊されていき、歯がグラついたり抜けることになります。さらに歯周病は、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などの全身疾患にも繫がります。
歯とお口、全身の健康を守るために、ご一緒に歯周病予防に取り組んでいきましょう。
歯周病の原因と予防
歯周病を予防するには、お口の中の歯周病菌を減らすことが重要です。そのためには、毎日しっかり歯を磨いて、歯周病菌が多く住みついている歯垢を取り除く必要があります。
ただし、毎日歯を磨いていても磨き残した歯垢は徐々にたまっていきます。そのため、毎日ブラッシングしているのに歯周病になることもあるのです。
予防のためには、「毎日の歯磨き」とともに「定期的な歯科医院での検診・クリーニング」を行うことが大切です。
数カ月に1度はかかりつけの歯科医院で、歯の検診とクリーニング、予防ケアを続けていきましょう。
歯周病と妊娠・出産との関係性
妊娠中には、歯周病がお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼすのをご存知でしょうか?
歯周病の女性は、健康な女性よりも低体重児および早産のリスクが高いことがわかっています。その危険率は約7倍もの高さです。
これは、歯周病菌が腫れた歯肉から血管に入り込み、血液とともに胎盤まで届き、胎児に直接感染しているからではないかと言われています。
妊娠中は女性ホルモンが増加して、歯周病菌が増殖しやすくなります。さらにつわりで歯磨きがしづらくなったり食事が不規則になることで、歯周病になりやすくなります。
お腹の赤ちゃんのためにも、妊娠中は妊娠前よりも歯周病予防を心がける必要があります。
当院では「妊産婦さんの歯科治療」を行っています。ぜひプレママ期から予防に取り組んでいきましょう。